映画「悪人」ロケ地案内

「いったい誰が本当の悪人なのか
人間誰しもどこかに潜む善と悪。激しくも切ないストーリーは佐賀の情景から生まれた。「俳優の顔を撮りたかった」そう言いながら監督・李相日はリアルな佐賀の日常風景と一緒に妻夫木聡、深津絵里の顔をフィルムに収めていった。

光代の通勤路(佐賀市)

深津絵里さんが演じた光代は、自宅アパートと職場を往復する、ちょっぴり寂しい?生活を送る毎日。
その光代がいつも通勤で通る道は、田んぼに囲まれたまさに「ザ・佐賀」ともいうべき田舎道。舗装もされてない、なんてことない砂利道なんですがレンガのBOXが並んでたりちょいと味があるんです。
ここで深津さんには、雨の帰り道、晴れた日の通勤中という2パターンで自転車をこいでもらい2カットを撮影。雨の設定では、ポンプで人口の雨を降らせて撮影しました。

光代の通勤路(佐賀市)
【ロケ裏話】
スクリーンには、自転車で通勤する光代のバックには天山がくっきりと映ってますが…これ実はCG。撮影当日は霞んで山は見えませんでした。後日、FCスタッフがデジカメで全く同じ位置から撮ったものが合成されています。でもこれ、言われて見ても全然分かりません。CG技術恐るべし!
光代の通勤路(佐賀市)
この付近の気になるスポット&話題

佐賀で有名なB級グルメといえばシシリアンライス!ライスの上に炒めたお肉と生野菜を盛り合わせ、マヨネーズをかけたものが基本形。「悪人」のロケ弁でも出され大好評!佐賀市内でシシリアンライスが食べられるお店は→佐賀観光協会HP
ちなみに「悪人」ロケ弁バージョンは福岡精肉デリカで注文予約をすれば食べることが可能!

佐賀駅

祐一(妻夫木聡)と光代は、この佐賀駅南口ロータリーで待ち合わせ、そして別れます。
光代を車から降ろした後、祐一がハンドルに額を何度もぶつけるシーンも佐賀駅です。
早朝から夕方までの撮影でしたが平日の金曜日だったため朝からギャラリーが増え始め学校が終わる頃には大変なことに(汗)。ギャラリーの方々には、カメラの向きが変わるたびに映らない場所へあっちへゾロゾロ、こっちへゾロゾロと移動していただきました。そしてこの駅の撮影では、大勢のエキストラの方が大活躍!
通行人役でしたが、リハーサルから何度も何度も繰り返し演技していただきました。

佐賀駅
【ロケ裏話】
深津さんは、佐賀ロケ最終日にスタッフ皆にお菓子を差し入れしてくれました。そのお菓子とは「オブリガード」 まるぼうろで有名な北島の本店と佐賀市内の支店でしか買えないという限定感もさることながらさりげなく「ありがとう(オブリガード)」を地元のお菓子で伝える深津さんの気づかいは本当にステキですよね!
佐賀駅
この付近の気になるスポット&話題

映画「悪人」のキャスト・スタッフは、撮影期間中ずっと佐賀駅近くのホテルに宿泊されていました。周辺のお店には妻夫木さんのサインや写真が飾られるなど、今でもその足跡を感じられるお店もたくさんあります。
佐賀入りの日、「悪人」ロケ隊は李監督を筆頭にスタッフ・キャスト一同で「佐賀ロケ頑張るぞ会」を華守駅前店で開催。ロケ隊一同、佐賀牛を大絶賛。
また、妻夫木さんは、食想市場 元気じるしでは個室を用意したのに「カウンターの方がいろんな人と会話できる」と自らカウンターを希望されてロケ期間中数回来店されたそう。他にもBAR YAMAZAKIではマスターとのんびり会話を楽しまれたらしく、その時の写真も飾られています。

呼子いか料理屋(唐津市)

祐一が光代に「人を殺してしもうた」と告白するシーンは、イカ料理で有名な唐津市呼子町で撮影されました。皿に盛られた透き通ったイカの目玉にカメラが寄っていくカットは印象的でしたよね。
そのイカ料理なんですが、ここ呼子のイカは活き造りの刺身が絶品!お寿司なども普通イカって真っ白なイメージだと思うんですが、呼子のイカは透明!透き通ってます!この新鮮な透き通ったイカを李監督も大のお気に入り。ロケの時はロケ弁ならぬイカの刺身定食にスタッフ一同大喜び!

呼子いか料理屋(唐津市)
【ロケ裏話】
映画の中では、呼子の港を走り抜けるスカイラインとお店の中だけでしたが、実は屋外のお芝居もあったんです!残念ながら幻のシーンとなってしまいました。「悪人」には、こんなカットされて幻となったシーンが数多くあります。是非、ノーカット版を見てみたいですね。
呼子いか料理屋(唐津市)
この付近の気になるスポット&話題

呼子といえば朝市。日本三大朝市に数えられる有名なもので、元旦以外の364日開催!地元のおばちゃんとの値切り&おまけ交渉を存分にお楽しみください!
そして、遊ぶならやはりお薦めは呼子港(マリンパル呼子)から海中展望船や遊覧船!海の中の魚や神秘的な七ツ釜は一見の価値あり。
呼子でイカを堪能したついでに、波戸岬にも足を延ばしてみては?ここにも海中展望台付近の屋台小屋のサザエのつぼ焼きが絶品!焼いてくれるおばちゃんとのトークは忘れられない思い出になるでしょう。

紳士服量販店(佐賀市)

光代が働く紳士服量販店。原作では「若葉」という名前でしたが、実際にロケが行われたのは「紳士服のフタタ(佐賀西バイパス店)」。
店内での撮影は、なんと通常営業しながら撮影を行ったため、ロケ最中にスーツを買いにくるお客さんもいたり…
深津さんは撮影に入る前、実際にズボンの裾上げなど接客研修も受けられたとのことでその動きはまさに本物の店員さんでした!

紳士服量販店(佐賀市)
【ロケ裏話】
映画では試着室が出てきますが、これは店内に作ったセット。もともとあった試着室は撮影しにくい位置にあったため、美術さんがあっという間に作っちゃいました。 他にも店内に吊るされた広告やチラシなどもすべて撮影用に準備したもの。でも深津さんの制服や館内放送はホンモノ!
紳士服量販店(佐賀市)
この付近の気になるスポット&話題

深津さんは、何と言っても食べるのが好き。
特に佐賀牛のお店季楽には数回足を運ばれました。好きなメニューは『せいろ蒸し』。焼肉やしゃぶしゃぶよりもさらにヘルシーで女性には人気のメニュー。
他にも白玉饅頭フルーツ、ブルーベリーのアイスなどよく好まれ、気に入ったものはロケの合間にスタッフに差し入れで出されたり、お土産にして持ち帰られてました。

コンビニの電話(佐賀市)

「男の人と一緒におるて言うたら、妹、10秒ぐらい絶句しとったよ」思いつめた祐一に乱暴に車に押し込まれ連れ出された光代は、翌朝、妹に電話をかける。それをFCスタッフが再現してみました。
左の写真は祐一の目線。車の中から祐一は電話する光代をこんな感じで見ていました。ロケでポプラ大和店が選ばれたのは、駐車場が広いこと、電話ボックスの位置、角度、それに大手コンビニには出せない“地方感”を監督が気に入ったためです。

コンビニの電話(佐賀市) コンビニの電話(佐賀市)
この付近の気になるスポット&話題

このポプラがある大和町には、巨大モール、県内で数少ないシネコンを核にいろんな面白い場所がたさくんあります。佐賀の隠れパワースポット巨石パーク、江戸初期に作られた取水施設を解説した水ものがたり館、奈良時代肥前国の政治の中心だった国史跡肥前国庁跡、5月下旬~6月下旬ごろには美しい菖蒲が咲き乱れる花しょうぶ園など。

諸富警察署前交差点(佐賀市)

雨の中、自首しようとする祐一を車の中の光代がぐしゃぐしゃに泣きながらクラクションを鳴らして止める。二人が禁断の逃避行へ向かってしまうターニングポイントの撮影は諸富警察署前の三叉路で。高所作業車からスプリンクラーを使い人工的に雨を降らせました。しかしここは佐賀市内と大川市~熊本を結ぶ主要幹線で交通量がハンパない道路。通行の皆さまにはご迷惑をおかけしましたが、諸富署の警官の方に交通整理をしてもらったので大きなトラブルもなく無事に撮影を終えることができました。
また、原作どおり映画の中では唐津南警察署という設定になっており、一瞬だけ看板が出てきます。撮影のために数日前から諸富警察署の看板の上から架空の警察署の看板を被せたのですが、近所の方は「名前が変わってる!」と大騒ぎでした。

諸富警察署前交差点(佐賀市)
この付近の気になるスポット&話題

この交差点より少し大川市の方に車を走らせると大きな川を渡ります。これが筑後川。右手には奇妙な形をした赤い橋(筑後川昇開橋)は、橋の形がちょうど男女が向かい合ったように見えることから縁結びの橋としてデートスポットになっています。
橋の欄干には、二人の想いが込められた南京錠がたくさん掛けられています。
あなたも永遠の愛をここで誓ってみませんか?

映画「悪人」DVD&ブルーレイ リリース情報

  • 3/4 DVDレンタルリリース
  • 3/18 DVD&ブルーレイ発売
  • スペシャル・エディション(2枚組):\5,985
  • スタンダード・エディション:\3,990
  • Blu-ray(特典DVD付2枚組):\6,930
  • ※価格は全て税込
  • 発売元:アミューズソフト
  • 販売元:東宝
  • ©2010「悪人」製作委員会
  • TOHO
悪人