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唐津(からつ)市のシンボルともいえる唐津城は、慶長13(1608)年の築城。初代唐津藩藩主・寺沢志摩守広高(てらさわしまのかみひろたか)が、慶長7(1602)年から7年の歳月をかけて築城しました。唐津城は満島山(みつしまやま)とよばれる陸続きの島にあり、この満島山を本丸としていました。城内は石垣をめぐらし、濠が掘られていたそうです。 明治4(1871)年、廃藩置県によって廃城となり、その本丸跡は舞鶴公園となりました。現在の姿は昭和41(1966)年に復元されたもので、5層の見事な天守閣が堂々とそびえています。 この天守閣(てんしゅかく)を鶴の頭に見立て、左右に広がる松原が、鶴が翼を広げた形に似ていることから、唐津城は別名舞鶴城(まいづるじょう)ともいわれています。城内部には、藩制時代を物語る貴重な資料や武具、唐津焼の資料、考古資料などが展示されています。天守閣の5階は展望台になっていて、玄界灘、松浦潟など抜群の眺望が開けています。唐津城の天守閣までは、石段を歩いて登るほか、エレベーターを利用して登ることができます。 城周辺にある舞鶴公園は、桜やフジの花で彩られる花の名所です。 唐津城は、夜はライトアップされ、美しい天守閣の姿を眺めることができます。

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